令和を駆け抜ける

誣告と讒言を憎む評論。

令和について

令和。

 

和を乱すな、と規律・強制するような印象を受ける。

 

 

しかし、その由来を知れば、そこに込められた意味が全く違うことがわかる。

 

 

令和は万葉集に由来する。

 

令和の「令」

 

これは、「初春の令月」から取った。

 

この「令」は、御令嬢の令と同じで、尊ぶときに用いる。

 

「初春の令月」・・・、訪れた新しい春の格別に良い月というニュアンスだ。

 

 

令和の「和」

 

これは、「気淑く風和ぐ」から取った。

 

いわば、空気はしとやかで風は平穏という意味。

 

 

まとめてみると、令和とは、尊ぶ心持ちで平穏はよいものだと言っているのである。

 

平穏のためにああしろこうしろと要請する意味合いもなければ、何かを強制する意味合いもない。

 

とても穏やかで、上品な雰囲気を漂わせている。

 

令和はそんな元号なのだ。