令和を駆け抜ける

誣告と讒言を憎む評論。

エッセイ

家族制度に関する随筆(2)

2、家族の在り方が多様化しているから新しい家族制度が必要!? (1)そもそも、日本における家族の在り方とは何か。中学校やらで習ったことを覚えている方もいるかもしれない。かつては大家族といって祖父母とも同居したが、後に都市圏で働き、都市周辺の…

家族制度に関する随筆(1)

論文のようなタイトルですが、そこまで大げさなものではありません。 家族制度に関する書籍を読んだときに思ったことを脱線しまくりながら書く程度のものです。 1.夫が家族を統率する!? (1)何気なく家族法の基本書を読んでいると、ヨーロッパ諸国をは…

同調圧力

同調圧力という造語が各所でみられるが、その言葉の使い方は甚だしく不誠実なことが多い。 自分には道理があり、周りの方が道理に合わないにもかかわらず、同意しなければ不利益を被るという場合にのみ同調圧力という言葉を使うべきだと思う。 そうでなけれ…

愛国者は弁護士になれ。

今、弁護士といえば売国的な人が就く職業として貶められている。 売国であることに価値の重きを置く連中が多いのなら、愛国であることに価値の重きを置く者が同等にあるいはそれ以上にいなくては国民ないし国益を守ることはできない。 正義の象徴が盾である…

消費税増税し、習近平を国賓に迎える。

ツイッターを見ていると、保守的だった人まで安倍政権の批判を始めました。 その要因は次の二つのものが主です。 ①消費税増税 ②習近平を国賓に迎える 私は、どうもこれだけで酷評することはそれ自体が酷であると思えてなりません。 上記二つの要因は、もとも…

差別に関する随筆

そもそも差別とは 差別は多義的な用語です。 つまり、差別と一口に言っても、複数の意味があります。 差別の意味を煮詰めれば次の3通りの意味に限定することができるでしょう。 ①差別とは、ある基準に基づいて待遇に違いをつけること。 この概念はとても広く…

天皇に関する随筆

ドイツの法学者ローレンツ・フォン・シュタイン博士は明治憲法を作ることに協力してくれたことで知られる。 シュタイン博士は、海江田信義子爵に伴った丸山作楽氏より日本の神話や歴史を説明してもらい、次のような言葉を残した。 どうも日本という国は古い…

改憲に関する随筆

改憲派と護憲派 日本は安全保障の手段として日米安全保障条約を定め、アメリカと協同して日本の領土を守ると決意しました。 日米安全保障条約を前提とするなら、日本も自分の領土を守るために行動せねばなりません。 その際に問題となるのが憲法第9条に定め…

南無

お経の最初は南無から始まる。 南無は、古代インド語で「お任せします」「帰依します」という意味だ。 日蓮宗などの「南無妙法蓮華経」は妙法蓮華経にお任せしますという意味。 妙法蓮華経はいわゆる法華経のこと。 そういえば、仏教では妙法「蓮」華経など…

養和について

平家は「奢れる者」として揶揄される。 しかし、平家は天子様を守るため、各地を転々としながらも戦い続けた。これは争いのない歴史的事実である。 時は平安。 養和という新元号が制定され、朝廷もこれを認めた。 鎌倉方(後の鎌倉幕府)はこの新元号を認めなか…

赤穂事件(忠臣蔵)の殿中刃傷

昨日は、旧暦の3月14日だった。 旧暦の3月14日は、江戸時代、元禄14年の頃、浅野内匠頭による殿中刃傷があった。 私は、なぜ浅野内匠頭が斬りかかったのか、気になっている。 浅野内匠頭が認めたことは「遺恨」があるということ。 それ以上の動機は…

蔑称で呼ぶのはどうか

氏名を面白おかしく変えて蔑称にし、その蔑称をウェブ上で公開して用いることは、反社会的ないし秩序に反することではないかと思います。 最高裁は、人格権の一内容として、人には「正確に呼称される人格的利益」があるとしました(昭和63年2月16日最高裁判決…

八紘一宇

八紘一宇。 戦後、この言葉の使用が規制された時期がある。 意味は、「世界を一つの家にする」。 先の大戦について、ポツダム宣言においては日本は世界征服を企んだことになっている。 「世界を一つの家にする」とは、世界を我が支配下に、という意味にも読…