令和を駆け抜ける

誣告と讒言を憎む評論。

評論

家族制度に関する随筆(2)

2、家族の在り方が多様化しているから新しい家族制度が必要!? (1)そもそも、日本における家族の在り方とは何か。中学校やらで習ったことを覚えている方もいるかもしれない。かつては大家族といって祖父母とも同居したが、後に都市圏で働き、都市周辺の…

家族制度に関する随筆(1)

論文のようなタイトルですが、そこまで大げさなものではありません。 家族制度に関する書籍を読んだときに思ったことを脱線しまくりながら書く程度のものです。 1.夫が家族を統率する!? (1)何気なく家族法の基本書を読んでいると、ヨーロッパ諸国をは…

学問のすすめと硬性憲法

硬性憲法に関する諸問題 硬性憲法とは、改正手続が法律制定の手続よりも条件が厳しい憲法のことをいいます。これに対して、改正手続が法律改正よりも厳しくない憲法を軟性憲法といいます。 たとえば、自民党改憲案は国民投票を維持するので、硬性憲法にあた…

天皇に関する随筆

ドイツの法学者ローレンツ・フォン・シュタイン博士は明治憲法を作ることに協力してくれたことで知られる。 シュタイン博士は、海江田信義子爵に伴った丸山作楽氏より日本の神話や歴史を説明してもらい、次のような言葉を残した。 どうも日本という国は古い…

改憲に関する随筆

改憲派と護憲派 日本は安全保障の手段として日米安全保障条約を定め、アメリカと協同して日本の領土を守ると決意しました。 日米安全保障条約を前提とするなら、日本も自分の領土を守るために行動せねばなりません。 その際に問題となるのが憲法第9条に定め…

歴史観そのもの

歴史観と歴史教育 我が国の行動と結果を眺めて、我が国はどんな国なのかを理解するために歴史教育は重要だ。 たとえば平安末期をみると、 事実1:平清盛が日宋貿易により莫大な利益を得た。 事実2:平清盛は日宋貿易の際に、宋銭を大量に輸入し、日本の経…

安倍政権後の日本

私は「アベ政治を許さない」などとのたまう暇があるなら、安倍政権後のことを考えるべきだと思う。 1、安全保障 (1)まず、現在、日本がどういう国際情勢に置かれているのかをみる。 安倍晋三さんは、セキュリティダイヤモンド構想という考えを示した。 w…

養和について

平家は「奢れる者」として揶揄される。 しかし、平家は天子様を守るため、各地を転々としながらも戦い続けた。これは争いのない歴史的事実である。 時は平安。 養和という新元号が制定され、朝廷もこれを認めた。 鎌倉方(後の鎌倉幕府)はこの新元号を認めなか…